引越しに使用するトラックには、荷物量に合わせて軽自動車から4トン車まで様々なタイプがあります。大きすぎると無駄な費用がかかり、小さ過ぎると積み切れない場合もあります。 荷物量に応じた適切な大きさのトラックを選ぶのは、専門の引越し業者の仕事ですが、その特徴を知っていればレンタカーを借りるのにも役に立つかもしれません。
今回はそんな引っ越しのトラックと荷物量の目安、そして注意するべき点について解説します。
軽トラックは、一人暮らしの方の引越しにおすすめで、荷物量の目安としては、部屋の広さがワンルームや1Kなどが目安となります。
軽トラックの荷台は約1畳半のスペースがあり、積み込める荷物の例としては、冷蔵庫(2ドア)、洗濯機、シングルベッド、テーブル、テレビ(16インチ)、テレビ台、掃除機、電子レンジ、扇風機、カラーボックス、ダンボール10個など、小さいようで高さがあるので、意外と多くの荷物が積み込めます。
2トントラックは、大きさの違いでショートトラックとロングトラックの2種類に分類されます。この2車は積み込める荷物量が違うので、使用時の基本料金も異なります。
荷物の多い単身者や2人住まいでの引越しに向いています。 荷物量の目安は、間取りがワンルームで、1K、2K、1LDKなどが目安となります。荷台は約3畳半のスペースがあり、積み込める荷物の例としては、洋服ダンス、食器棚、メタルラック、自転車、冷蔵庫(2ドア)、全自動洗濯機(縦型)、シングルベッド、テーブル、テレビ(16インチ)、テレビ台、掃除機、電子レンジ、扇風機、衣装ケース、布団、カラーボックス、ダンボール20~30個などがあります。
2トンショートトラック(標準サイズの2トントラック)よりも荷台の全長が長く、2人暮らしでの引越しに向いています。 特徴としては、大型の家具なども運搬できることで、荷物量の目安となる部屋の広さは、2K、2DKなどが目安です。
荷台は約5畳のスペースがあり、積み込める荷物の例としては、冷蔵庫(ファミリータイプ)、ドラム式の洗濯機、食器棚、本棚、セミダブルベッド、ふとん袋、液晶テレビ(42インチほど)、電子レンジ+レンジ台、机といす、カラーボックス(3)、ハンガーボックス10個、衣装ケース10個、ダンボール10~20箱です。
2~3人家族の引越しに向いており、荷物量の目安となる部屋の広さは2K、2DK程度が目安となります。荷台は2トン車より横幅があり、約6畳半のスペースがあるので2トントラックより多くの家財を積むことができます。
積み込める荷物の例としては、自転車、大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機、液晶テレビ(大)、洋服ダンス、整理タンス、食器棚(大)、メタルラック、サイドボード、テーブルといす、セミダブルベッド、布団袋、ソファ(2人掛け程度)、電子レンジ、コタツ、デスクトップパソコン、ハンガーボックス5個、ダンボール30箱前後です。
3~4人での家族の引越しに向いていている家族引っ越しでは標準となる大きさで、荷物量の目安としては部屋の広さが2LDKや3K以上となります。 荷台は約8畳のスペースがあり、3トントラック幅だけでなく、さらに長さや高さもあるので家族の人数分の多くの荷物を積むことが出来ます。
積み込める荷物の例としては、ダンボール40~60個、家電一式、タンス類など家具一式、ベッド、ダイニングテーブル(4人掛けくらい)、食器棚、レンジ台などキッチン家具、本棚、布団人数分、衣装ケースその他となります。
引越し用トラックのサイズを選ぶときには、選んだトラックのサイズが小さ過ぎると、荷物の積み残しが発生するおそれがあるので、見積もりの段階で荷物の量を把握しておき、その量に見合ったトラックのサイズを引越し業者と相談して決めることが必要です。
積み残しがあると、引越し作業が完了しない、引越し業者に追加料金が発生する、などの問題が起きるケースがあります。 荷物が多過ぎるときは、引越し前に荷物の処分を検討しましょう。引越し費用が安くなったり、荷解きの負担が減ったりするメリットがあります。
トラックはサイズごとに最大積載量が決められています。それを超えると過積載という違法行為になり、割合に応じて違反点数や反則金、罰則が定められているのと、安全な運転ができない恐れもあります。 荷物がトラックの荷台に収まっていても、最大積載量を超える場合があるので注意が必要です。
平均的な家財であれば問題ないのですが、本が詰まったダンボールを大量に運ぶ場合などは注意が必要です。 また、軽トラックの場合は積載量が350㎏と少ないので特に注意しなければいけません。
今住んでいる所や引越し先の周辺に、トラックが通れないような狭い道がないかチェックすることも必要です。 道幅が狭く通れない場合、より小さいサイズのトラックを手配し、何度か往復して荷物を運ぶといった方法もあるので、もし、判断が付かないようなら、業者に相談して判断してもらいましょう。
道幅の目安は普通乗用車がすれ違えるかどうかです。道幅以外にも、一方通行や時間帯による進入禁止、通学路などもチェックが必要です。 また、マンションなどでは、搬出や搬入時のトラックの駐車場所や、共有スペース、そしてエレベーターなどの使用許可を取る必要があることもあります。
『ケーエー引越センター』は、ムダをカットして効率化を測ることで、安い料金でも利益を出すことが出来ます。 その要因としては、ダンボールなどのサービスをオプション化して選べるようにしたり、訪問見積もりを廃止するなどでコストを低減しています。
さらに、下請け業者を使わないため余分な中間コストがないことや、『単身者』『首都圏での近距離引越し』など、むやみに手を広げず、条件を絞ることで低価格を実現しています。 そのため、自分でレンタカーを手配して引越しするよりも、料金を抑えられる場合があるほどです。
標準タイプの2トントラックを使用する場合に運搬できる荷物量は、ダンボール約90箱相当(容積8.4立方メートル)で、専門スタッフは2名。最低料金は、同一区内、または隣接する区への引越しで13,500円~、20km以内の引越しでは14,500円~となります。
2トンロングトラックを使用する場合に運搬できる荷物量は、ダンボール約120箱相当(容積10.5立方メートル)で、専門スタッフは2名。最低料金は20km以内の引越しで24,500円~となります。
引越し専用車両『ロイヤル号』を使用し、運搬できる荷物量はダンボール約50箱相当(容積4.6立方メートル)で専門スタッフは1名。 最低料金は同一区内、または隣接する区への引越しで10,500円~、20km以内の引越しなら11,500円~となっています。
引越し料金を安く抑えるにはトラックの大きさを小さく、作業員の数を少なくするのが最も効果的です。 しかし、荷物量を計算しておかないと積み残しが発生したり、作業に時間がかかることもあります。
特に200kmを超えるような距離の引越しでは、当日に引越しが終わらないなどという事も考えられます。 単身引越しではレンタカーを借りることもありますが、その時もトラックのサイズを見誤ると苦労することになります。
また、人件費を削ろうとして全てを自分でやろうとすると、荷造りや必要な資材の調達など、荷運び以外の作業が多くて時間ばかりかかってしまいます。 必要なトラックと必要な作業員を、効果的に利用することが賢い引越し方法と言えます。
トラックの荷台は普段見慣れていないだけに、どのくらいの広さがあるのか見当も付かないと思いますが、この記事を参考にすることで、その積載量に目安が付くと思います。
また、わからない場合は、ケーエー引越センターで見積もりしてみてはいかがでしょうか。ケーエー引越センターなら様々なプランから、もっとも自分に合った引越し方法を見つけることが出来ます。